おひとりさまの保険は必要なのか?

独身の人は生命保険や医療保険に加入する必要があるのでしょうか?会社に勤めている人では、「みんな入っているから自分もとりあえず入っとこうかな」と思う人も多いでしょう。毎月の支払保険料は数千円なので気に留めない人もいるかもしれませんが、60歳過ぎまで支払い続けると100万円単位の出費になるので大きな支出になってしまうことをご存じですか?

実は日本の公的医療保険はとても優れていてガンなどの大病でも自己負担額は70万円以下に抑えることができます。今回は独身の人が本当に考えなくてはいけないリスクと必要な保険について解説します。

独身の方にはどんなリスクがあるのか

病気やケガによって働けなくなるリスク

一人暮らしで自由に生活できる環境は独身者の特権と言ってもいいですね。しかし自由な反面、どんな状況になっても1人で対処しなければいけないということも忘れてはいけません。具体的なリスクの代表は病気やケガがあります。20代の方だと病気になることはないだろうと思っているかもしれませんが、今は健康だとしても年齢を重ねたときにどんなアクシデントがあるか分かりません。

死亡保障は葬儀費用が目安

万が一の場合に備えて死亡保険に加入している独身の方もいるかもしれません。亡くなった時に保険金が支払われる死亡保険は独身者にとってはそれほど必要性が高い保険ではありません。例えば働けなくなった両親を養っている場合など必要になりますが、そうでない場合には最低限の葬儀費用があれば親類に迷惑をかけることもないでしょう。

実際に病気やケガをしたときにかかる費用

病気やケガによって入院や手術をした場合にどのくらいの自己負担があるのかみていきましょう。

下記は3大疾病1件当たりの診療費(入院・入院外)を表にまとめています。

疾病分類 入院 入院外
がん 738,750円 55,654円
心筋梗塞 806,143円 15,638円
脳卒中 818,384円 15,195円

※ 参照 厚生労働省「医療給付実態調査 / 報告書 平成29年度」Ⅱ 調査結果の概要
表7「疾病分類(再掲 主要疾病)別、制度別、1件当たり診療費(入院、入院外)

3代疾病にかかった場合、約80万円以上の医療費が必要になります。これを読んでそんなに用意できないから医療保険は必要だなと思った人も多いかもしれません。しかし日本には健康保険など優秀なセーフティネットがあることを忘れてはいけません。下記の精度を利用することによって約80万円の医療費も10万円以下の負担に軽減することが可能になります。

医療費を抑えるセーフティネット

  1. 健康保険
  2. 高額療養費制度
  3. 傷病手当金

高額な医療費を支払ったときに活用できる高額療養費制度

 

例:70歳未満で標準報酬月額28万~50万円の方で、ひと月(月の初めから終わりまで)に100万円の医療費がかかった場合

例:70歳未満で標準報酬月額28万~50万円の方で、1ヵ月に100万円の医療費がかかった場合

引用 ソニー損保 ご存じですか?高額療養費制度

日本に住んでいる人は公的医療保険に加入しているので健康保険を使うことができます。健康保険証を使って医療費の自己負担は3割になります。

医療費が100万円だった場合は入院や手術によって30万円になり、高額だなと心配になるかもしれません。そこで活用できるのが高額療養費制度です。

高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。
引用:全国健康保険協会 高額な医療費を支払ったとき(高額療養費)

高額療養費制度というのは簡単に説明すると一か月間に高額な医療費がかかった場合に超過分が1%程度の負担で済むという制度です。上記の例でみると80,100円+(総医療費(100万円)-267,000円)×1%で約9万円の負担で済むことになります。

さらに会社を休んだときは有給休暇と傷病手当金が受けることができる

傷病手当金とは、病気やケガで会社を休んだ時に被保険者とその家族の生活を保障するための制度です。条件を満たせば収入の約2/3の額で最長で1年6か月支給されます。

傷病手当金が支給される条件

  • 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
  • 仕事に就くことができないこと
  • 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  • 休業した期間について給与の支払いがないこと

支給にはいくつか条件があります。例えば有給休暇を使って休んだ場合や業務中でのケガなどは対象にはなりませんので注意してください。

有給休暇は最大で40日+傷病手当金で1年6か月は手当を受けることができるのです。

独身の方にとって必要性の高い保険はなにか

独身では死亡した後の必要な資金も最低限の用意があれば大丈夫なことが分かりました。そして公的医療保険により万が一の入院や手術になっても自己負担は大幅に軽減されます。ではそれ以外にどんなリスクがあるかと言うと、独身だと長期間働けなくなるということが大きな心配だと思います。そこで必要になるのが就業不能保険です。

就業不能保険とは

就業不能保険とは、病気やケガで働けなくなったときに毎月の生活費に備えられる保険です。

独身だと万が一働けなくなった場合に支援してくれる家族が少ない、またはいない人が多いと思います。1年程度で復帰できる場合は傷病手当金などでなんとか家計をやり繰りできるかもしれませんが、5年10年と伸びてしまった場合だと自分の貯金だけでは対処できないのではありませんか?ここではアクサダイレクト生命保険の就業不能保険・働けないときの安心を例にみていきましょう。

就業不能保険の補償内容

『アクサダイレクトの働けないときの安心』では基本保障は以下のようになっています。

お支払いする給付金

就業不能給付金

病気やケガで働けなくなったとき
(回数無制限)

月額 5万円~50万円 (5万円単位)
職業・年収によって上限額が異なります。

就業不能給付金
(精神疾患)

精神疾患で働けなくなったとき
(通算18回まで)

月額 5万円~50万円 (5万円単位)
職業・年収によって上限額が異なります。

引用:アクサダイレクト生命・就業不能保険

ケガや病気で働けなくなった場合に月額 5万円~50万円 (5万円単位)を定額支給される基本保証です。保障内容をみて医療保険と同じではないのかと思った人もいるかもしれません。医療保険では入院した日数や手術の回数で給付金が変わってきますが就業不能保険では条件が異なります。

病気やケガで働けなくなったときとは

①治療を目的とした入院

医師の指示による在宅療養

③国民年金法施行令に定める障害等級2級以上に認定された場合をいいます。(精神疾患を直接の原因とするものを除きます)。

引用:アクサダイレクト生命・就業不能保険

就業不能保険では、加入するときにあらかじめ定額給付の金額を決めなければいけません。例えば月額10万円に設定したら上記の条件を満たしたら10万円が給付されることになります。医療保険との違いは在宅療養や障害等級2級以上に認定された場合でも給付がされる点にあります。医療保険では基本的に入院していないと給付がされないのに対して就業不能保険では条件を満たせば期間中は在宅療養中でも定額給付を受けられるのが大きなメリットになります。

まとめ

独身者に必要な保険の解説いかがだったでしょうか?独身の人が将来心配しなければならないのは、

  1. 怪我や病気で働けなくなること
  2. 自分の葬儀費用に準備

そして万が一、長期休業することになっても公的医療保険のセーフティネットがあります。高額療養費をカバーする高額療養費制度、会社を休んだ時に支給される傷病手当金などがあることも忘れてはいけません。もしそれでも不安だという人は就業不能保険などを検討してみましょう。

 

 

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